ぐらぐらふらふら
頭がぐらぐらする。
目覚ましを止めてみたけれども まだあと30分は寝ていたい気分。
昨晩の飲み会はお客さんと別れた後を覚えていない。
立ち上がってみると目まいのようなふらつきが体を襲う。
それでも僕はスーツという戦闘服を身にまとい今日も会社へ向かった。
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頭がぐらぐらする。
目覚ましを止めてみたけれども まだあと30分は寝ていたい気分。
昨晩の飲み会はお客さんと別れた後を覚えていない。
立ち上がってみると目まいのようなふらつきが体を襲う。
それでも僕はスーツという戦闘服を身にまとい今日も会社へ向かった。
100%の確率で当たる天気予報なんていらない。
出かける日が晴れの予報なら大歓迎だけど、雨の予報なら
「お願いだから予報はハズれてほしい」と思う。
それが以前からずっと楽しみにしていた日なら尚更。
今回のイベントに出かけた日もまさにそんな気分だった。
僕は雨の日が苦手だし、寒いのも苦手。
この日は朝からぱらぱらと こわれたシャワーみたいな小雨が降ったり
やんだりして 気分が浮かなかった。
イベントが開催されている敷地の門を通り抜けてみると
ミルクチョコレート色をした優しい色の落ち葉がたくさん目に付く。
それでいて踏みしめてみるとしっとり感のないぱりぱりとした風合い。
まだここには秋の色が残っていた。
向こうには会場となるマーケットの並木道が見える。
並木道の木々達はまるで夏場の入道雲のように空へ向かって大きく
そびえ立っている。
会場を外側から見てみても入り口の花屋さんや手前にいる傘を差している
人達が数人見える程度で 中は薄暗くよく見えない。
少しでも早く中の様子を見てみたいと足早になった。
会場内に飛び込んでみると並木道の木々の間に地元の様々なお店が
出店されていて まるでひとつの街のよう。
僕の大好きな花屋、僕の大好きな雑貨屋、僕の大好きなカフェ・・・。
至る所で“僕の大好きな”という形容の付くお店ばかり。
どのお店から覗いて良いのか、ワクワクした気分になる。
仮にお目当ての買い物が無くても各お店をぷらぷらと見て回るだけで楽しい。
商品自体の魅力もあるけれど、見せる工夫もおもしろい。
途中、並木道から出て 芝生の上のカフェで休憩。
雨のせいか気温も上がらない。
コーヒーの入った紙コップを両手で包み込む。
その温かさがありがたかった。
再び並木道に戻り各お店を見ながら気が付いたけど、木にはたくさんの
コケが付いていた。
地味なこげ茶色の木皮の上に 雨で濡れて鮮やかな緑色のカーペットが
張り付いている。
これが晴れた日に来たのなら気付かなかったかもしれない。
ふと、木の足元に目をやると根っこは地面を這うようにむき出しなっている。
その根はたくさんの客の足に踏みつけられて痛々しい。
雨によって根の皮もふやけ、傷みやすくなっていたのかも。
朝に比べると雨は小降りになったものの、周りでは色んな色をしたたくさんの
傘の山がまだまだ揺れている。
「来年は是非晴れて欲しい」そう思ったイベントだった。
コーヒーを飲む時って味よりも香りを楽しんでる。
口にコーヒーを含む 少し手前で手を止めて香りをくんくん。
なので、コーヒーを注ぐカップは口の広いマグカップに限る。 ( ̄∇ ̄d)
ふたが付いたまま飲めるカップ(紙コップ)があるけど、
それでは香りを充分に楽しめない。
いつものカフェでお気に入りの席に座る。
文庫本を両手で持ったまま両腕をテーブルの上に置き、腕と腕の中間に
マグカップを置く。
すると姿勢は 前かがみになり丁度マグカップの真上に鼻が来る。
ふんわりと立ち上るコーヒーの香りが鼻をくすぐる。
腕もラクチン。
いい体勢だ。
しかし、ある日 事件は起きた。
いつものように、いつもの席でコーヒーを飲む僕。
その席の前を ツカツカと右から左へ足早に歩く女性。
その女性が通った後に すっと風が押し寄せてきた。
香水のニオイと共に。
ニオイの付いた どぎつい風はコーヒーの香りを見事に打ち消し、鼻を直撃。
クラクラする思いだった。
吐く息が白い。
こんなに朝早く天文館へ来たのは いつ以来だろう。
アーケード内は薄暗く、人はほとんど見かけない。
たまに目に付くのは作業着を着た、店舗へ段ボールを搬入する人達と
ヘッドライトを点けたまま通り抜けるトラック。
アーケードに飾られているクリスマスツリーのイルミネーションも今は
しんと暗く静まりかえっている。
某デパートに到着してみると既に多くの人が並んでた。
その最後尾に並ぶ。
ケータイで今の時間を確認してみたら開店の時刻はまだまだ先。
僕は持ってきた文庫本を取り出し読み始めた。
じっとしていると 地面の固いタイルの冷たさがスニーカーの靴底を
通り抜けて足裏へじんじんと伝わってくる。
寒い。
そういえば昨晩、ウチでは今シーズン初めてストーブを使った。
しばらくしてビルの屋上から太陽がようやく 「やあ、遅くなってごめん」と
申し訳なさそうに顔を出す。
温かさを期待していたのに日差しは弱々しい。
やはり今の時期、夏場のカキーンと突き刺さるような日差しとは全然違った。
開店まで残り1時間を切った頃、ようやく列が動き出した。
延々と続く長い列。
声が枯れんばかりに大声で人員整理するデパートの店員。
その店員が声を出す度に 黒や灰色のもこもことした服を着た人達が
ゆっくり移動する。
7階までエスカレーターを昇り販売会場まで来た。
「あまりの人の多さにデパート側も販売時間を早めるのかな」と僅かに
期待したが、動きも会場入り口まで。
販売開始はやはり定刻にならないと やらないらしい。
すぐ目の前にあるのに待たされるのは実際の時間より長く感じるモンだ。
店内に鳴り響く開店のチャイムと同時に販売開始。
カミさんに頼まれ、やっとの思いで買う事が出来た。
長い道のりだった。
映画のタイトルだけ見たら 歴史の謎を紐解く退屈そうなストーリーかと
思いきや、全然そんな事はなくて夫婦愛がテーマ。
いいお話でした。
九州各地のロケ場所も美しかった。
本編に出てきたワンシーンのように景色の良い場所でお弁当を食べたら
さぞかしウマイだろうなー。
泣けるシーンが幾つかあり涙が出てくるのをこらえてたけど、お葬式のシーンで
あの人が乱入してきて ついに涙腺のダムが決壊した。 (T∇T) ウウウ
先ほどから車内は沈黙が続いてる。
助手席の若いおネエさんと運転席の僕。
現場から会社に戻る途中、聞こえてくるのはカーステから流れてくるFMと
車のボディに打ち付ける雨音。
その雨音は鹿児島市内へ近づくに連れて大きくなっていく。
赤信号で停車し、周りが静かになると今度はワイパーゴムの音が気になる。
シュッ、キュッ、シュッ。
目の前でワイパーが一定のリズムで動く。
「ワイパーの音って こんなにデカかったっけ」
自分の車ながら初めて気が付いた。ような気がした。
頭をフル回転して幾つか話題を振ってみたけど、たまに交わす会話も
うまく噛み合わない。
そして、おネエさん自身も気を遣って僕に会話を振ってきてくれた。
「グランプリで (浅田)真央ちゃんが出るんですよねー」
「へぇー、そうなんだ~」
「 ・ ・ ・ 」
「 ・ ・ ・ ( ̄◇ ̄;) 」
僕はフィギュアスケートをほとんど知らない。
昨晩スポーツニュースを見とけば良かった。と とても後悔した。
気まずい雰囲気は更に増し、ハンドル握るのをやめて もう降りたい気分。
強まる雨の中、スリップしないよう慎重に運転したけど、車内の空気は
既にスリップしていた。
それにしても ネゴシエーションはエネルギーを消耗する。
相手が初対面の人なら尚更なのだ。
ふぅーーっ。
“007”の映画で水陸両用の車を見た事があるけど、空陸両用の車って
無いモンでしょうか。
渋滞に巻き込まれたら ハンドル右横のスイッチをON。
ゆっくりと垂直に離陸し道路を見下ろせば 渋滞の列はアリの行列に
見えるに違いない。
見上げれば 定規でまっすぐ引いただけの無機質な電線も無くてすっきり。
青空を見る時に電線は視界をいつも邪魔する。
排ガスから逃れたら 窓を全開にして外の空気を取り入れよう。
アスファルトに熱された重々しい空気ではなく、透き通った風が車内を
通り抜ける。
飛ぶ速さもキーンと速すぎると折角の景色がぼやけてしまう。
自転車を漕ぐように、ゆっくりと周りの景色を楽しみながら飛ぼう。
そんな事を渋滞中に思ってみた。
頭上を見上げてみると 空はもこもことした、やや明るい灰色のカーペットで
隙間無く敷き詰められている。
「な~んだ、空も案外寒がりなんだな」
この曇り空は冬場、鹿児島でよく見られる空。
最近はまた一段と冷え込んできた。
確実に冬へ向かっているらしい。 ( ̄_ ̄|||) どょ~ん
ところで、ランチへ出かけてきた。
メニューを見てみると 病院の1階で営業しているカフェと言う事もあり
体に良さそうな料理ばかり載っている。
脂身ギトギト、肉汁のしたたるような料理は見当たらない。
店内はランチタイムをハズした為か、静かで居心地が良かった。
初めて来たカフェだったので とりあえず、ランチを注文してみる。
出てきたランチの1品目、サラダは野菜たっぷりで魅力たっぷり。
先ほどの空の色とは違い真っ白な皿の上には幾つもの色鮮やかな野菜が
盛られていた。
カットされた野菜をひとつずつ、試すように食べる。
ぬはー、野菜もドレッシングもウマいじゃ~ん。
好きなんだよねー、このテの料理って。
久しぶりに大満足なカフェでございました。
機会を作ってまた来よう。
そして、今度は別のメニューに挑戦してみよう。
でも、こーゆーお店はオトコひとりじゃ入りにくい。
つーか、入れないよ。
またカミさんを誘って出かけようっと。
カミさんも満足げだったしね。
私は血に弱い。
赤くだらりと流れる血を見ただけで倒れそうになる。
時々、テレビのドキュメンタリー番組等で手術シーンが放送されるけどさ、
切開箇所の映像って つい、目を背けちゃうんだよね。
ぼかした映像でさえ まともに見れない。
今回 見た映画もそうだった。
このシリーズの映画化なので “地球外生命体”とか“超常現象”とか絡んだ
ストーリーを期待してたけれども全然そんな内容じゃ無かった。
無理矢理 手術してしまうシーンがあって 途中からストーリーは
どうでも良くなる。
もぉね、あまりの気持ち悪さに 気を失いそうになったよ。
あたしゃ、どう考えても医者には向いていないと思った。