診察の日
有休を取った朝、高速道路に乗って走る
およそ二カ月に一度、僕は決まって某総合病院へ定期診察に行く
今日も朝から暑い
いつものように診察の為の写真を撮られる
いつものように写真で悪い個所は小さくもなっていないし大きくもなっていない
いつものように医者は「また次回の診察まで様子見ですね」と淡々と言う
そして、いつもの漢方薬が処方される
やれやれ
長いこと、同じ治療が続いている
本当に治るのだろうか
いつものように疑念と僅かばかりの苛立ちが湧く
有休を取った朝、高速道路に乗って走る
およそ二カ月に一度、僕は決まって某総合病院へ定期診察に行く
今日も朝から暑い
いつものように診察の為の写真を撮られる
いつものように写真で悪い個所は小さくもなっていないし大きくもなっていない
いつものように医者は「また次回の診察まで様子見ですね」と淡々と言う
そして、いつもの漢方薬が処方される
やれやれ
長いこと、同じ治療が続いている
本当に治るのだろうか
いつものように疑念と僅かばかりの苛立ちが湧く
午後2時に目が覚めた
今朝は9時に目が覚めて朝飯を食ったら、また寝てしまったのだ
日頃の疲れが取れないのか
某カヘでお茶したいが、店へ向かう気力も無い
週末、嫁は長男と一緒に実家に帰っている
久しぶりにひとりで過ごす日曜日
こんなに寝たのは いつ以来だろう
外では周囲の人に愛想がよくて、人懐っこい
自宅に戻ると、泣いてしまって機嫌がなかなか直らない
長男の外面の良い、内弁慶なところは 一体誰に似たのか
夜中も一旦、目を覚ますと、なかなか寝てくれない
こちらは夫婦そろって疲れていた
寝てくれないと、こちらは寝れない
早く寝たい
毎晩、睡眠時間は細切れになっている
たまらず、地元の子育て地域包括支援センターへ相談の電話を入れてみる
「子育てで何かあったら些細なことでも良いので相談してほしい」と言われていた
話をしてみると、とても丁寧で真剣に話を聞いてくれる
「大切な事はお母さんを休ませる事だ」と言う
信頼できそうだ
後日、支援センターの担当者が自宅へ訪問してくれることになった
子供によって対策が違うらしい
何かしらアドバイスをしてくれるだろう
考えてみれば、長男の夜に強く、内弁慶なところ
それは、まさしく私のDNAを引き継いでいると言えるだろう
とうとう来てしまった
行きたくても、某ウイルスのせいで来れなかった
勤務先からも「不特定多数の人が集まる店には行くな」と禁止令が出ていた
ずっと我慢
でも、今日は来てしまった
我慢出来んかった
コーヒー、うまい
ケーキも、うまい
ゆっくり くつろぐ
某カヘ、サイコー!
僕が通い続ける某散髪屋では 毎回、或るサービスがある
髪の毛を染める時の待ち時間にサービスでお茶が出る
それはホットのインスタントコーヒー
真夏だろうが、真冬だろうが、必ずホットコーヒーが出る
先程沸いたばかりであろう、たぎったお湯を注いだインスタントコーヒー
猫舌な僕は熱くて飲めない
しかし出されたら、飲まねばならぬだろう
それが礼儀だ
しかも髪の毛に染料が染みるまでの僅かな時間に飲まねばならぬ
カネを払って罰ゲームを受けるのか、ぐぐぐ
そんな僕の苦痛が散髪屋の店主に届いたのか、今回はホットコーヒーが出なかった
数十年通い詰め、初めて冷たい麦茶が出されたのだ
ガラスのグラスに注がれた涼しげな麦茶は、すんなりと喉を通って行った
長男のお食事
離乳食がスタートしました
早いもんです
めでたい
僕の住む田舎では初盆の墓に提灯を提げる風習がある
今年はうちも初盆で、墓に提灯を提げた
お盆に帰って来る先祖への目印、線香を上げに来てくれる客への目印
今年の夏はいつに始まり、いつに終わったのか
気が付いてみれば今年の夏は過ぎ去っていた
写真は今年の梅雨明け翌日の空
子供に気を取られ、季節を感じ取る余裕も無かった
味気ないが、そんな年もあるだろう
ジョイがフルなファミレスで かき氷を食べた
夏が感じられぬまま、いまひとつ味気ない