空港を降りてみると ここでは太陽がまだギラギラしている。
鹿児島で見る太陽は(夏が大好きな私にとって)最近 頼りなく感じていたが、
南の島の太陽はまだまだ健全に思えた。
まずは車に乗り込んで大好きなドライブに出かけよう。
こんな気分の良い日、BGMは“PleasureⅡ” (だったかも。多分。)
観光客目当ての商業地なんて 何処の観光地に行っても同じ。
そんな場所では無く 331号線を南下し、景色の良い場所を目指した。
走り始めると右側に綺麗な青い海、左側には住宅街が見える。
ここ最近開発された住宅街らしく整備されたばかりの空き地や建設途中の
マンションが目立つ。
途中から田舎の風景になり、道路両脇には青々としたサトウキビ畑が続く。
南国らしいこの風景、大好きなんだよね。
そのまま景色を楽しみながら走り抜けるのも良いんだけど ちょっと休憩。
楽しみのひとつに現地のカフェ巡りも狙っていた。
お目当てのカフェがあったので 地図帳を見つつ探すんだけどさ、初めて来る
道路だから場所がワカランのね。
そのカフェは どうやら小高い山の上にあるらしい。
ようやくお店への登り口看板を見つけ、急な坂を車で登り始めた。
くねくねとした坂を上がっていく途中、オートマ1,000ccのエンジンは ずっと
ローギアに入ったまま、高回転で回る。
登り詰めた頂上付近は緑に囲まれており、お店の前に
咲いていたアジサイ達は強い日差しにも負けず、
イキイキとしてた。
先ほどまで走っていた田舎道沿いの家屋は南国特有の
瓦屋根が多かったんだけど、ここの建物は それらと違い緑に囲まれた
ハイカラな造り。
それはまるで、この前読んだ文庫本、“西の魔女”が住んでいそうな家だった。
店内に入り お茶とスイーツを注文してみた。
そしたらさー、それがまた初めて見るスイーツだったんだよね。 !( ̄∇ ̄ ;)
(この詳しい話はまた後日にでも)
外のテラスへ出てみると 目の前には一面に太平洋が
見渡せる素晴らしいロケーション。
遠くには緑の映えた無人島も見える。
風が気持ち良かった。
「こんな素晴らしい場所が身近にあるなんて羨ましいなー」
そんな事を思いながら少し渋めのハイビスカスティーを飲み(一番上の写真)、
ぼんやりと過ごしてみる。
まったり気分。
この島に住んでいたら しょっちゅうココへ通うかも。 ( ̄ー ̄)b ナイス!
文庫本を片手に何時間も居続けるよ、きっと。
是非また行ってみたい。
気が付いてみれば、先ほどまで強かった日差しも太陽が傾くのと同時に
弱くなり 過ごしやすくなってきた。
この島にも秋が近づいてる事を感じた。
(つづく)