小さなシアワセ
昨晩食べたクリームシチューは美味しかった。
昨晩飲んだ新発売のビールは思いの外ウマかった。
大したことじゃないかもだけど、ちょっとシアワセだった。
昨晩食べたクリームシチューは美味しかった。
昨晩飲んだ新発売のビールは思いの外ウマかった。
大したことじゃないかもだけど、ちょっとシアワセだった。
いつもの某カフェも外せない。
この日は大好きなパンケーキにモーニングコーヒー。
ここの京都のお店には鴨川納涼床と呼ばれる川べりに
出来た木組みの やぐらがある。(屋外)
でも、あいにく行った日は小雨模様で納涼床へ出れなかった。
夏場だけできるこの納涼床でお茶したかったのだ~。
きっと普段のせかせかとした日常を忘れ、のんびりとした
電車の旅になるに違いない。
しかも京都に潜んでいる妖怪が近づいてきても妖怪アンテナで
暫く走ると電車の両脇には桜並木。
桜の開花時期は過ぎているものの、その場所に差し掛かると
車内アナウンスが流れてきた。
どうやらここは桜の名所らしい。
電車が桜並木の葉にざわざわと擦れながら進んでいく。
とても距離が近い。
嵐山へ到着し、まずは宝厳院(ほうごんいん)の庭園へ。
「苔と新緑 癒しの名園」という今だけの春の特別公開を見に行った。
地面にはモスグリーン色の苔、空には青もみじ。
実に清々しかった。
そのまま嵐山を散策し、途中のカフェで休憩。
この日は日差しが強く暑かった。
しかも ずっと歩いてヘトヘト。
抹茶白玉金時を食べた。
冷たくってウマイ。抹茶味でサッパリ。
僕はエネルギーを充電し、今度は渡月橋へ歩き始めた。
新型インフルエンザの影響で京都の街はマスクを付けている人達ばかりと
思いきや、マスク派はごく少数。
しかもマスクを付けているのは日本人ばかりで外国人観光客はひとりも
付けていなかった。
僕は鹿児島溝辺空港から「インフル予防戦隊 マスクマン・ホワイト」に変身し、
気合いを入れて京都に来たのだけれども ちょっと意外だった。
地元のお店の人に聞いたら 「例年 今の時期には修学旅行生ばかりで歩道は
歩きにくいのに今年は観光客がほとんどいない。こんな時期にいらして
良かったかもしれませんよ」と言われた。
そう言われてみれば学生の旅行者はあまり見かけない。
それに京都のガイドブックには 「行列を覚悟の上で行きましょう」と書いて
あった人気のお店にもスイスイと入れ、土・日でも並んだお店は1軒も無かった。
そして、先日の新聞によると京都市は今月5日、新型インフルエンザの感染が
拡大することなく平常の姿を取り戻しているとして 「安心しておこしやす宣言」を
したらしい。
新型インフルエンザの影響で今月1日までに修学旅行の延期や中止を決めた
学校は1,050校で約14万3千人が来てなかったみたい。
すいてたワケだ~。
結局インフルエンザにかからなかったし、実は今回ラッキーだったのかもね。
京都旅行から帰ってきて初めての休日。
今週は休みが待ち遠しかったー。
何とも無かったようでも実は疲れていたみたい。
トシかしら、いやぁね。
ところで、いつものスタバで静かに読書中。
落ち着く~。
まだ京都ネタは続きます。
再びお付き合いくださいませ。
青もみじで出来たトンネルをくぐりつつ、石の階段を
登るとそこは龍安寺。
青々とした葉が清々しい。
しかし、中へ入ってみると丁度今は龍安寺の
屋根工事をしていた。(来年2月まで)
石庭の見える場所は普段よりも石庭側へ工事用足場が
迫り出している上に頭上からは工事をする音が聞こえてくる。
静かな縁側に座り、じっくりと石庭を眺めたいと思っていたのにちょっと残念。
外国人観光客は石庭をなるべく間近で見ようと石庭側へ座るのに対し、
日本人観光客は全景が見渡せるよう、石庭からなるべく
遠ざかった位置に座る。
その状況がおもしろかった。
食事をする為に龍安寺の隣、西源院へ向かう。
手入れの行き届いた庭を通り抜ける。
寺社巡りをする中で一度精進料理を食べてみたいと思った。
No meet,No fish.
料理なんてなかなか無い。
部屋は50畳の広々とした和室にどっしりとした
丈の低い円卓が並んでいる。
円卓の中央には鍋料理の為の火鉢。
周りはとても静かで聞こえてくるのは鳥のさえずり、そして風が吹く度に
僅かに聞こえてくる葉がサラサラと揺れる音。
背筋がピンと自然に伸びて気持ちが落ち着いてきた。
精進料理は何だか味気なさそうに思えても
全くそんな事はなく美味しい。
一緒に出された湯豆腐はダシがまたウマイ。
食事の後、外に出て空を見上げてみれば青い葉が眩しかった。
折角京都に来たのだからホンモノの舞妓さんを見てみたい。
夕方、そんな気持ちで祇園へ来てみると ここでもカメラを持った観光客らしい
人達がたくさんいた。
よく見れば みんな歩かずにずっと1箇所に立ちつくしている。
どうやら僕と同じように舞妓さんを見に来て 舞妓さんが出没するのを今か今かと
待ちかまえているようだ。
しかもその人達の会話からは英語に韓国語、フランス語など多国籍の言葉が
聞こえてきた。
何をしゃべっているのかはわからんけど。
しばらく僕も待ってみたが、残念ながら見かける事が出来なかった。
ところで、祇園を歩いていると建物の下側に竹を曲面に加工した囲い(?)を
よく見かける。
【 こんな感じ ↑ 】
この風景は祇園らしくて とても好きなんだけれども何の役割をしているのか
わからない。
祇園で昼ご飯を食べた時にお店の人へ尋ねてみたが「知りません」と言われた。
知らないと言われれば尚更知りたくなる。
ある晩のこと、ホテル近くの飲み屋へ行った時に店主へ尋ねてみたが、
「子供の頃からフツーに見かける物なので特に気にした事がありません。
へぇー、よそでは無いんですか」と ここでは逆に聞かれてしまった。
丁度、店には地元のご年配のお姉さんグループが食事に来ていたので
その店主が尋ねてくれた。
そしたら「あぁ、それは跳ね除けよ。雨の跳ね除け」との答え。
なるほど、言われてみればそうだね。
僕はスッキリした気分になった。
三十三間堂にて。
体は木製、目は水晶。
時間の経過で本体は古ぼけているものの、腕や胸板の筋肉には力がみなぎり
目はぎょろりとしている。力強い。
風神雷神を始め、国宝の像(観音二十八部衆像)を至近距離で見ていたら
あまりのリアルさに鳥肌が立った。
この人達って昼間じっと立っているのは 実は仮の姿。
真夜中、誰もいなくなった頃きっと自由に動き回っているに違いない。
ところで、話は変わって くずきり初体験。
氷水に浸された くずきりを箸ですくい上げ、黒蜜に浸けて つるつるっと食べる。
まるで つけ麺を食べるような感覚。
僕は出された量の半分で充分だった。
美味しかったけど、お腹いっぱい。
噂には聞いてたけど、やっぱりウワサどおり。 (;^_^A アセアセ・・・