そもそも僕は 占いなんて信じていない。
何故ならば、未来は自分の気持ち次第で 幾らでも変化するからだ。
しかも僕は 「未来は 自分の力で切り開いていくもの」と言う考えが、
根底にある。
しかし、僕が最も信頼し、僕が心を開いている先輩ヒーラーの一人が、
「タマラのエネルギーを使ったタロット・カード占いをやっている」と
聞いて僕の心は揺らいだ。
先輩ヒーラーがやり、しかもタマラのエネルギーを利用しているのであれば、
その辺にいる、うさんくさい占い師とは わけが違う。
僕は早速タロット・カードの占いを依頼した。
まず、机を挟んで向かい合って座ってみる。
手元に置いてあった小さな鐘を片手に1個ずつ持つ。
「それを自分の胸の前へ持って行き、両手に持った2個同士をぶつけて、
音を鳴らしてみなさい」と言われ、やってみた。
本来ならば「キーン」と澄んだ音が出そうなものだが、僕の場合は、素直に
鳴ってくれず、音が だぶって聞こえる。
何度やっても同じだった。
綺麗に鳴らない。
その音を聞いた先輩ヒーラーは すかさず、「心に何か迷いがあるね」と
言われ、僕はドキリとした。
そうなのだ。
僕は 今、迷い事が頭から離れない。
家内との事で迷っている。
家内との付き合い方、今後どうするか、離婚するのか・しないのか。
次にタロット・カードの占いに入る。
自分で好きなようにカードをシャッフルし、好きなカードを順番に選んでいく。
(結果、出たメッセージを「 」内に、その時に僕が思った感情を →に示す)
「人生の分岐点に来ています」
→ 家内と離婚するか・しないか
「一年間、様子をみなさい」
→ 離婚と言う結果を慌てずに出さずに とりあえず一年間、待ちなさい。
「開始」
→ 間もなく開始する新年度からの職場復帰。
→ ヒーリングの技術を高めるための努力の開始。
「困難が待っている」
→ 家内へのヒーリングの理解。
→ ヒーリングを続けて行く為に起こっている家内を始め、周囲の反対意見。
そして、違うタロット・カードで再度占ってもらった。
すると僕はビックリした。
何と出た結果は、さっきと同じカードが出てしまった。
「困難が待っている」だった。
僕は その事で改めてもう一度、「困難」について考えた。
先ほどの困難に加え、
→ 職場復帰後、仕事を うまくこなしていけるかの問題。
→ 自分のヒーリングの力を段階的に高めて行き、上の方へ行きたいと
思っているが、その過程の困難。
タロット・カード占いが ひと通り終わった時点で 今度は先輩ヒーラーから
僕へタマラのエネルギーを流してもらった。
僕自身も毎晩、自分自身へエネルギーを流しているが、今回は感覚が全く違う。
「困難」の文字ばかりが気になり、それまで心の中にあったモヤモヤ感が、
スーッと消えて、気分が楽になった。
スッキリした気分。
そして気持ちは 安心感に包まれ、「自分は大丈夫だ」と言う自信が
みなぎっていた。
そして僕は
「困難が待ち受けているのなら 立ち向かっていこう」
「今までも困難は乗り越えられてきた」
「困難が大きければ、大きいほど、得るものも大きいはず」
「困難が与えられるのは、僕が何かをつかみ取ろうとしている証拠」
そう思えた。
そして、
「現在、既に困難な状況にあるけれども 困難があるからこそ、
人生はおもしろい。人生をゲームのように楽しもう」
そうも思えた。
帰り際、最初に鳴らした小さな鐘を再度、同じ要領で鳴らしてみた。
すると今度は「キーン」と最初の時より明らかに力強い音がした。
それを聞いた先輩ヒーラーから
「『やるぞ』と言う決意が出てきましたね」と言われた。
今回、占いを初めて体験し、感じた事はカードから出た同じメッセージでも
メッセージを受け取る人によっては マイナスのイメージに受け取ったり、
プラスのイメージに受け取ったり、占ってもらう本人の感情次第で、
占い結果は違ってくる と言う事だ。
そのメッセージを聞いて、前向きに捉える事が出来るかどうか。
僕は今回、先輩ヒーラーからの前向きなアドバイス、タマラのエネルギーに
よって、プラスのエネルギー、プラスのメッセージと捉える事が出来た。
改めて 先輩ヒーラーからタマラのエネルギー及びアドバイスをもらい、
前向きになれた事に感謝したい。
ところで、家内は 僕が家内の体へ直接触れて、エネルギーを受け取るのを
嫌がる。(ヒーリング自体に不信さを持っているのかも)
なので、家内には内緒で 遠隔を使って、
(体へ直接触れずに遠くから相手の事を思うだけでエネルギーが届く)
家内へメッセージを 毎日送り続けてみようと思う。
その内容は
「家内にとって良い人生が送れますように」
(ちなみに これは今回、先輩ヒーラーからのアドバイス)
その結果、今と同じ生活を続けた方が良いのか、離婚した方が良い人生なのか、
僕には わからない。
しかし、
「家内にとって良い人生を歩んでもらいたい」と言う
僕の気持ちに変わりは無い。