なしごれん@maku puppet

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2009年4月

2009年4月14日 (火)

待ちこがれていた

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あれから君の事をずっと待っていた。

先週のあの出来事から君に会いたかった。

晴れた日も、風の日も。

いつもなら君の事を冷たくあしらう僕だが、今回ばかりは違う。

君がいないせいで外に出ても気分が参る。

すっきりしない。

昨晩になって ようやくやって来てくれた君。

来るのが遅かったじゃないか。

太陽が顔を覗かすと降り積もった雪は溶けて流れてゆく。

しかし、降り積もった火山灰は太陽が顔を出しても流れていかない。

火山灰を街から洗い流してくれるのを待ち望んでいた。

雨が降るのをずっと待っていた。

2009年4月10日 (金)

このアルバムも良いです。

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notes 泣きながらー、ちぎった写真をー」

周りの友人達が松田聖子や中森明菜のLPを聴いていた頃、僕は松任谷由実や

大瀧詠一を聴いて友人達より少しだけ大人に近づいたような、そんな優越感を

感じていた。

学生の時に聴き始めたユーミンの曲は大人になってからも聴き続け

初めて買った車、中古のHONDAインテグラに乗り始めた時もカーステの

カセットテープにユーミンは欠かせなかった。

今ではカセットテープに代わり、CDやハードディスクで音楽を聴くようになった。

ソフトは変わっても音楽の本質は変わらない。

でも、ユーミンの曲を聴く時にはLPやカセットの方が似合う、何となく

そんな気がする。

3年ぶりに出た今回のユーミンのアルバム。

このアルバムも僕のドライブBGMとして必須アイテムになるかも。

2009年4月 9日 (木)

立ちこめる硫黄の臭い

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空はどっしりとした重量感のある雨雲で覆われている。

しかし、雨は全く降っておらず、その代わりに鹿児島特有の桜島の

火山灰がさらさらと降っている。

先ほどの空を覆う黒い雲は雨雲ではなく火山灰。

数年ぶりに鹿児島市方面へ降ってきた。

周囲はむっとした硫黄の臭いが立ちこめ、アスファルトの道路は灰で

覆われ白くなっている。

その道路を車が通る度に灰はもうもうと舞い上がり、視界が悪くなる。

近くの人達は灰を避ける為に傘を広げて歩き、車が通る度に少しでも

灰を吸い込むまいと顔をしかめていた。

今日は久しぶりに福岡から付き合いのある業者が来ている。

丁度良いタイミングで灰が降り、驚きつつも何だか嬉しそうだった。

2009年4月 8日 (水)

布団から抜け出せない休日

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仕事の絡んだ飲み会は疲れる。

相手方に気を遣い、周りの杯が空になっていないか常に気を配る。

これでは折角の高そうな料理も味がいまいち。

しかし、これが気心の知れた親しい仲間と飲むと時間も忘れ、飲んだ量も

わからなくなる。

そんな仲間内の飲み会が昨晩あった。

翌日は仕事が休みという事もあって時間も気にせずに飲んだ。

楽しかった。

そして今日。

飲み過ぎたせいで いつもの起きる時間になっても起きれない。

窓の外の暖かい日差しがカーテンの隙間から部屋の中へ漏れてくる。

おい、早く外へ出かけようぜ と日差しが誘ってる。

しかし、布団から起き上がろうとしても僕の体は布団にべったりと絡みついて

離れない。

それはまるで体から布団へ根が這ったようだ。

こんなに飲み過ぎたのはいつ以来だろう。

日差しが和らぎ、傾きかけた頃 ようやく僕は布団と決別する事が出来た。

2009年4月 7日 (火)

見知らぬ女性

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目を開けてみると 僕の隣には見知らぬ女性が寝ていた。

その女性は僕よりも年下と思われ、そして僕好みの美人さんだった。

仰向けに横たわって目をつぶり、静かな寝息を立てている。

僕はうつ伏せになった状態で遠慮がちにその女性の横顔を見て考えた。

誰、この人?

そう言えば昨夜僕は天文館へ飲みに行き、2次会の店を出た後の事を

覚えていない。

最近 飲み会が続いて疲れているせいだろうか、思い出そうとしても

思い出せない。

昨夜 僕に何があったのか、僕は何か重大な間違いをおかしてしまったのかー。

今 僕は病院のベッドに横たわっている。

この前 退院した病院で術後のリハビリを受けている。

その女性は隣のベッドで僕と同じようにリハビリを受けている全く

見知らぬ患者だった。

2009年4月 6日 (月)

入学式の朝に

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人生に「もし」という言葉はない。

生きていると様々な分岐点に立たされる。

就職や結婚など大きな分岐点から お昼ご飯に何を食べるか、休日に

何をして過ごすか、など小さな分岐点まで 今までの選択の結果が現在の

僕なのだ。

もし、もう一つの道を歩んでいたら今と違った人生で好転していたかもしれない。

しかし、どちらの道がベストだったのか結末は誰にもわからない。

今朝会社へ向かう途中、黄色い帽子をかぶった小学生とその子供を

挟むようにして歩くスーツ姿の両親を何組か見かけた。

そうか、今日は小学校の入学式だったな とハンドルを握りながら思った。

昨日までのどんよりとした曇り空とは打って変わって今日は快晴。

入学式にはばっちりの天気だった。

僕は結婚しているけれども子供はいない。

もし、子供がいたならば丁度小学生ぐらいかもしれない と ここ数年

入学式の登校風景を見る度に思う。

僕の人生も分岐点の連続で今の状態に来ているけれど後悔はしていない。

迷う事も多いけどね。

今を精一杯、生きるだけ。

2009年4月 3日 (金)

かた焼きそばを征服

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我々第3部隊は山形屋の定番メニュー、かた焼きそばの征服に7階

山形屋ファミレスへやってきた。

準備も佳境に入っている。

広大な皿の上にこんもりと盛られた かた焼きそば。

ぱりぱり麺の上には熱々のとろみが掛かっていた。

後はこの上から三杯酢をたっぷりかけるだけだ。

「三杯酢投入用意、投入!」

「ラジャー!」

どぼどぼどぼ~っ。

三杯酢の香りが辺り一面に広がり食欲をそそる。

かた焼きそばに三杯酢は欠かせない。

それは丁度、クリープを入れないコーヒー、ワサビを入れないお寿司、

美人店員のいないカフェ、に似ている。かもしれない。

「隊長、大変です。三杯酢が無くなって全員の分まで足りません」

「ナニ? それでは隣のテーブルからこっそり奪ってくるのだー」

「ラジャー!」

どぼどぼどぼ~っ

パクパク。

「隊長、ウマイであります!」

お酢のばっちり効いた かた焼きそばはうまさを一層増し、ぱりぱり麺は

次第にしんなりとなっていった。

かくして、ハラペコ隊員達に平和が訪れたのだった。