布団から抜け出せない休日
仕事の絡んだ飲み会は疲れる。
相手方に気を遣い、周りの杯が空になっていないか常に気を配る。
これでは折角の高そうな料理も味がいまいち。
しかし、これが気心の知れた親しい仲間と飲むと時間も忘れ、飲んだ量も
わからなくなる。
そんな仲間内の飲み会が昨晩あった。
翌日は仕事が休みという事もあって時間も気にせずに飲んだ。
楽しかった。
そして今日。
飲み過ぎたせいで いつもの起きる時間になっても起きれない。
窓の外の暖かい日差しがカーテンの隙間から部屋の中へ漏れてくる。
おい、早く外へ出かけようぜ と日差しが誘ってる。
しかし、布団から起き上がろうとしても僕の体は布団にべったりと絡みついて
離れない。
それはまるで体から布団へ根が這ったようだ。
こんなに飲み過ぎたのはいつ以来だろう。
日差しが和らぎ、傾きかけた頃 ようやく僕は布団と決別する事が出来た。
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