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お盆を過ぎたものの、鹿児島では残暑が厳しく まだ暑い日が続いている。
こんな暑い日に ヒンヤリと涼しくなれそうな所へ行ってきた。
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行った先は「開聞トンネル」
ココは鹿児島県内でも有名な心霊スポット。
先日 「やまがわヘルシーランド」の温泉へ行った話をさせてもらった。
その時、ついでにトンネルにも行ってみたのだ。
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トンネル入り口の前に車を停め、のぞき込んでみる。
中は薄暗く、湿っぽい。
じっと立っていると 終わりの見えない
細長く伸びた そのトンネルに まるで吸い込まれて
行きそうだった。
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独身の頃、このトンネルには何度か来たことがある。
今回は10数年ぶり。
うろ覚えだが、その当時 初めて手にした自分の車 中古のHONDA
インテグラでトンネル内を走っていた。
すると 対向車(白の軽トラ)が やって来た。
薄暗いので ヘッドライトが点いている。
道は 舗装されておらず、走りにくい。
石がゴロゴロしている上に 車が走った後は乾いた土が舞い上がり
その舞い上がった土埃をヘッドライトで照らしながら走り抜けて行った。
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トンネルを抜けた先は 開聞岳の裏側(南側)に出る。
道路脇は崖になっており、見晴らしが良い。
海がよく見える。
岩場から釣りをしている人もいて のどかな風景だった。
その景色を見たくて 当時、ひとり 車を走らせていたのだ。
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先日はカミさんも一緒だった。
カミさんはココに来たのは初めて。
トンネルへ近づいた途端、カミさんから
「車を停めて! 中に入らないで!」と STOPが掛かった。
私は
「そんな事を言わないでさー、向こうの景色を見てみない?」と
誘ってみたが、強く拒否された。
仕方ないので 今回は写真を撮っただけで退散。
後から話を聞いたところ、トンネルに近づいたら ゾォ~ッと寒気がしたらしい。