飛行機の座席って案外窮屈。
隣に座る人が大柄な人だったら尚更狭い。
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この前 離島へ行ってきた。
小型のプロペラ機に乗って。
受付を早めに済ませたものの、搭乗する時は少し遅く行ったのだ。
機内に入ってみたら座席は全部で4列(右に2列、左に2列、中央に通路)
全席満員御礼のムシムシギュウギュウ状態。
自分の座席(窓側)を探してみたら 隣の席(通路側)の人は既に
座っていた。
その人は70歳前後ぐらいの巨漢なオジサン。
失礼ながらその体型からスターウォーズに出てくるジャバザハットを
思い出した。
自分の座る窓側の席を指さしながら「前をすみません。」と言いながら
通ろうとすると その人は無口にムッとした表情をした。
オジサンと私の間には座席の肘掛けがある。
オジサンはその肘掛けに腕を乗せ、ゆったりと構えている。
いかにもエラソー。
そのお陰で私の席は更に狭くなった。
しばらくすると その肘掛けに肘を乗せ、今度は両手を広げて新聞を
読み始めた。
デカイ新聞をこの狭い空間に広げたのだ。
当然私の目の前近くまで新聞が広がっている。
脇を広げて堂々と読んでるけど、こういう時って 脇を締めて隣の人に
迷惑が掛からんようホソボソと読むのが正解ではないのか、ぷんぷん。
いつも思うのだが、両席の間の肘掛けって誰のモノなの。
それから ふと、広げてある新聞を見てみると それは日経だった。
あたしゃ、地元の新聞、南日本新聞しか読まない。
日経なんか見た事ないぞー。
何だか新聞までエラソーじゃんか、ぷんすか。
あまりにもオジサンの態度がデカイので 耐えかねた私はその人に
キッと向かって
「ちょっと、いいかんげんにしてくださいよ!」と文句を言った。つもりで
言わなかった。
余りにも歯がゆいので ここで私は名案を考えた。
私の席は窓側。
窓の開け閉め(窓を遮光する大きなシャッターみたいなヤツ)は場所的に
私の方が操作しやすい。
今はこの人、新聞を読んでいるが、しばらくすると外の景色を見たく
なるに違いない。
オジサンが外を見始めた瞬間、外光がまぶしいフリをしてサッと窓を
閉めてしまおうと思ったのだ。
これをやっちゃえば、この人もムッとするに違いない。ウヒヒ。
でも、よく考えたらあまりにセコイ行動なのでヤメた。
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くだらん事をモンモンと考えてたら あっという間に着陸。
こんな出来事も 逆に退屈しのぎに良かったかもね。
ちなみにこのオジサン、私の目論見を知ってか知らずか ず~っと新聞を
読んだまま 着陸して飛行機が停まるまで外を見る事は無かった。
やはりジャバザハットの方が駆け引きは1枚上手だった。