黄金週間中の朝
天気がいい
今朝も出発
天気がいい
今朝も出発
仕事柄、1ヶ月に数回缶ビールを飲んではいけない日がある
そんな日は勤務先から真っすぐ自宅へ帰り、温泉へ出掛けることも許されない
昨日は休日だったが、その日に該当した
今夜は早めに仕事を終え、某カヘにも寄らず自宅へ戻った
目的はただひとつ
早く温泉へ入って、風呂上がりのビールが飲みたい
温泉では うまいビールを飲むために熱い湯船に長時間浸かる
肩までどころか耳が浸かりそうなラインまでギリギリ深く入る
体が茹でダコになりそうなほど、長い時間浸かる
湯船から上がると頭が少しクラクラする
案外僕はドMなのかもしれない
日曜日の朝
目覚めてみれば頭が痛い
しかも昨晩は風呂に入らず、ばたりと寝てしまったようだ
昨晩は休日前夜で鹿児島市某繁華街へ出掛けた
「明日は休みだー」と解放感に満ちた仕事の帰り
軽く飲んで帰ろうと、ビールのうまい立ち飲み屋へ行った
ここのビールは 間違いなくうまい
1杯目と同様、マスターにお勧めを尋ねて別の種類の2杯目を飲んだ
うまかった
2杯目を飲んだ時点で軽く酔いが回っていた
腹が減っていたので、馴染みの某小料理屋さんでメシ
カウンター席に座って、大将や女将さんと世間話をしながら過ごす
気分良く、更にビールも進む
深夜も0時を過ぎた頃
〆にラーメンを食った
飲みの途中からはツレに車で迎えに来てもらい、一緒に食事した
話に依れば上記小料理屋とラーメン屋の間に数軒行ったらしい
が、
僕は何をしゃべったのか記憶に無い
ただ気分良く、はしゃいでいたらしい
ツレが途中参加してくれた事で、より楽しく飲めた
平日は仕事に依って、気分も時間も抑え込まれている
自覚の無いストレスが溜まっていたのだろう
なので、軽く飲むつもりがヘビーな飲みになってしまった
飲みに出かけたことで抑え込まれていた感情の蓋が開いてしまったらしい
仕事とはストレスを抱えることなのか
とりあえず明日からの出勤に備え、体調を取り戻す為に日曜はゆっくり過ごす
満員の通勤電車
「車内が大変混み合って参りました
お手元のお荷物は膝の上か棚の上に上げ、自分のことも棚に上げて
1人でも多くのお客様が・・・」
そんなアナウンスを車掌さんが言ってくれないかしら
と考えながら、駅ビルでドーナツを2個食うお仕事の帰り
僕はよくマイナス的な考えに陥る
マイナスな感情につかまれる
その状況は苦しい
少しでも楽になろうと或る特定の女性に吐き出す
それを聞いたその人は
「そんなことは無い」
とすぐに否定してくれ、僕は救われる
安らかな気持ちでまた生活を続けられる
雨で濡れたアスファルトは水銀灯に照らされ黒く反射する
風は強く、小粒の雨は勢いよく僕を狙って当たってくる
今日も長い1日が終わろうとしている
仕事の疲れで心はざわざわ
駐車場で車に向かう途中、数十メートル先にはアスファルトを這う黒い影
「ごみ袋が風に飛ばされているのか?」
しかし風で飛ばされているにしては動きが遅い
よく目を凝らす
辺りは闇の黒色に覆われ、外灯がぽつんぽつんとオレンジ色に照らすのみ
それは人の影だった
僕と同じ通勤電車に乗っていた人が車に向かう途中
その人も仕事から解放され急いでいるのだろう
誰かの待つ温かい家庭へ戻る為に
「ラーメン屋でラーメン食った時には汁まで全部飲まないと店主に失礼だ」
以前にラーメン好きな人から聞いたことがある
僕はその意見は間違っていると思う
塩分が多くカロリーも高い汁なんて、とても飲む気になれない
そもそも自由に食わせてもらいたい
勤務先の同僚からラーメン屋のお勧めを聞いた
それは今月末から始まる黄金週間にラーメン好きな親を連れていく為だった
下見を兼ねてまずは自分で食いに行った
自分からラーメン屋へ行くことは、ほとんど無い
そんなにラーメンには興味が無い
こんな機会でも無いと出掛けることは無かっただろう
今回のラーメンとも出会うことも無かっただろう
その店は平日にも関わらず行列が出来ていた
話には聞いていたが、さすが人気店だ
ラーメンマニアの同僚が鼻息荒く勧めてくれた味噌ラーメンを食った
初めて食う味だった
本当に うんまかった
鹿児島でこんなラーメンに出会うとは思わんかった
僕としたことが うまい勢いで、どんぶりの汁を全部飲み干してしまった
これは食通の親を連れて来ても、間違いなく大丈夫だ
確信した
ちなみに帰りには某温泉へ入った
汗をじっくり流し、体内に取り入れた塩分とカロリーを出してきた
春の風物詩のイベント
砂浜を走り抜ける馬たちを見るつもりだった
しかし現地入りした時は午前11時過ぎ(日本時間)
会場では着飾った馬が地方(じかた)の生演奏に合わせ、練り歩く時間帯だった
今回は時間が合わんかったので仕方がない
また来年、見に来よう
走る馬を見るよりも大切な予定があったので、会場を後にした
某所に移動し、小さなレジャーシートを広げてお手製弁当を食った
風が吹く度に段々の重箱には桜の花びらが舞い散ってくる
今年の桜の季節もあっという間に終わってしまった
ちなみにお手製弁当は、うんまかったです
気合いを感じました
車の運転していて 最近、思うのは
「ここの道路沿いって、桜の木があったんだね」
ということ
普段は全く気付かれぬままの桜の木
でも満開の今は道行く人たちの視線を独り占め