暗闇の中の懲りない面々
深夜
真っ暗闇の中、命知らずな彼らはやってくる
静けさの中で わざわざ羽の大きな音を立ててやってくる
どうせ僕のところへ来るのであれば見つからないよう、静かに飛んで来ればいいのに
と いつも思う
もっと策を練るべきだろう
「うるさいな、寝れないやんけ!」 パシッ!
蚊も鳴かずんば撃たれまい
深夜
真っ暗闇の中、命知らずな彼らはやってくる
静けさの中で わざわざ羽の大きな音を立ててやってくる
どうせ僕のところへ来るのであれば見つからないよう、静かに飛んで来ればいいのに
と いつも思う
もっと策を練るべきだろう
「うるさいな、寝れないやんけ!」 パシッ!
蚊も鳴かずんば撃たれまい
この日も暑い1日だった
太陽から じりじりと熱を浴び、冷たいものが欲しかった
仕事帰りの放課後
鹿児島市某繁華街の飲み屋へ行く前に 某カヘで一杯飲んだ
立ち飲みで さっと飲んで、さっと帰るのがいい
ビール専門の立ち飲み屋で ベルギービールを飲む
店員が「グラスの大きさは?」と尋ねるので、「大きい方で」と注文
そしたら、本当に でかいグラスで びっくり
1リッターくらいあったかもしれん
でもビールは意外にも するすると喉へ入って行った
つまみも食べずに
一軒だけ軽く飲んで帰るつもりだった
でも大盛りビールで 気分も大きくなった僕は2軒目に向かった
某飲み屋では首折れサバが うんまかった
少し飲むだけが、気が付けば時刻は終電前
仕事の疲れもあって帰りの電車では ぐっすり眠っていた
しかも一晩明けてみたら、その夜のことはあまり記憶に残ってなかった
講師の声は 心地よい眠りに誘う
講習会は 眠くて眠くて仕方ない
これではいかん と 休憩時間に眠っておこうと思う
でも休憩になると 目が冴えて眠気は何処かへ飛んでゆく
そして講習会が再開されると 再び眠気に襲われる
大きな水車が回るそば屋で昼飯を食った
熱いそばを ずずずずっと すする
ああ、うんまい
たまらん
ずずずずタイムの数時間前、某病院にいた
先月に受けた検査結果を担当医から聞くためだった
再発したのか、していないのか
今後の治療はどうなるのか
答えはこの道路の向こう側にある
緊張していた
ドアを開け足を踏み入れると、あまりの眩しさに目を細めた
その部屋は白を基調とし、天井の照明は必要以上に明るい
インテリアの白色が照明を反射して、眩しさを際立たせていた
白いテーブル上には手帳サイズの黒いプレートがずらりと並ぶ
そして その黒いプレートは宙に浮いていた
まさにSFのような空間だった
黒いプレートは僕にとって どれも全部同じに見えた
違いが わからない
店の店員は 初めてならば実際に手に取ってみろ と言う
ああ操作方法さえ わからない
初めて触る黒いプレートは 俗称すまあとほん というらしい
僕は某ケータイ・ショップへ買い替える為にやってきた
しかしあまりにも未知の世界
ひとまず退散し、出直すことにした
自分の見た風景を写真に収めるように
風景だけでなく、風の匂いや皮膚にまとわりつく湿気も撮れたらいい
技術が進歩して早くそんな時代が来ないかな と思っていた
しかし今は違う
僕が感じた瞬間を僕なりの言葉(文章)で表現出来たらいいな
それは目の前の風景が僕の中を通り抜け、言葉で他の人へ伝わる
すなわち、第三者は僕のノイズの載った風景を見るわけです