なしごれん@maku puppet

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2009年7月21日 (火)

休日のパパ

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「どうも、お久しぶりです」

スタバでひとり、お茶していると見知らぬ男性から名前を呼ばれた。

その人は買い物の途中でスタバへ寄ったらしく、買い物袋を持ち、奥さんと

娘さんらしき人が一緒だった。

その人は僕をよく知っているらしく親しげに話しかけてくる。

しかし、僕はその人が何処の誰だか思い出せなかった。

あまりに親しげに話しかけてくるので 今更名前を聞きづらく、ありふれた

世間話で その場をしのいだ

最後に「***の現場ではお世話になりました」と丁寧に挨拶を言われ、

現場名で はっと思い出した。

僕は彼が誰なのか ようやく思い出したのだ。

普段はスーツを着て厳しい顔の人だが、この時はポロシャツにジーンズ、草履。

彼はいつもと違い、穏やかな休日のパパの表情だった。

2009年7月10日 (金)

昨晩の小説

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昨晩いつものカフェのいつもの席でいつものコーヒーを飲みながら

本を読んでいた。

その時読んだ小説には主人公の母親が亡くなってしまうシーンがあった。

病弱な母親は入院し家族が交代で様子を見ていたが、父親が当番中

タバコを買いに出かけた、ほんの30分の間に息を引き取ってしまった。

僕はこの小説を読んで自分の両親を思い浮かべた。

僕の両親は二人ともとっくに還暦を過ぎているものの、まだまだ元気にしている。

街を出歩くのが好きで 年に数回、実家から電車で1時間ほど掛けて鹿児島

中央駅まで出てくる。

僕が仕事で時間が取れない時は自分達でバスに乗って勝手に行動するの

だけど、時間が合う時には中央駅から僕の車へ乗せ、買い物等へ付き合う。

僕と同じように新しい物が大好きで最近出来たお店やスポットによく連れて行く。

両親が行きたい場所へ案内する。

僕は運転をしながら思う。

今は二人とも元気で自分の足で電車に乗り、自分の足で街中を歩いている

けれども これがあと何年続ける事が出来るだろう。

人は年を取っていく。

将来的には足が弱くなり出歩くのも不自由になるかもしれない。

今のうちに出来る限り時間を作って僕の車に乗せ色んな場所へ連れて行きたい。

そして時間を共有し車内で色んな話もしたいと思う。

昨晩はそんな事を思った。

2009年7月 8日 (水)

ラーメン激戦区

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この度、うちの遠い親戚がラーメン屋を出した。

しかし、店を出した場所は運悪く両隣ともラーメン屋だった。

ラーメン激戦区。

向かって左側の店は他の店に負けないよう看板を出した。

「日本一、うまいラーメン」

向かって右側の店も看板を出した。

「世界一、うまいラーメン」

真ん中の親戚の店は困った。

両隣に負けないような看板は何が良いか。

ひと晩寝ないで考えた。

そして出したのは

「入り口はこちらです」

2009年7月 4日 (土)

手のひらの上の海

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ブックカバーを新調した。

色は青。

しかし、その青さはただの青さでなく僅かにくすんだ緑色が混ざり

深い海の色をしていた。

そして、手に取ってみると波が揺らいでいるように手触りは

ざわざわとしている。

手のひらの上には四角く切り取った海。

僕はこの涼やかなブックカバーを持って夏を待ちわびている。

2009年7月 3日 (金)

ふと思う

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僕って言いたい事の半分も言えない。

損な性格だ。

相手に対してせめてニコリとでもすれば良いのに。

2009年6月27日 (土)

静かな三日月

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外へ出てみると日はとっくに沈んでいるいるものの、空はまだ明るかった。

水色の空に薄灰色の絵の具が流し込まれて夜がひたひたと忍び足で

やってくる。

その中には低い高さで爪を切ったような細い三日月が静かに浮かんでいた。

僕は空を見上げて遠い昔、幼い子供の頃を思い出した。

六月灯の時に見た空。

母に着せてもらった浴衣。

あちこちに吊り下がっている提灯とそのぼんやりとした明かり。

綿飴屋やりんご飴屋から漂ってくる甘い香り。

今は全然興味が無くなってしまったけれどもあの頃は六月灯の開催が

楽しみだった。

夜暗くなって外にいれるだけでわくわくしていた。

そんな気持ちを思い出させる空だった。

2009年6月26日 (金)

あなたの趣味は

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先日某お店でコーヒーを飲んでいた時、お店のご主人とカウンター越しに

趣味の話になった。

ここのお店へ来られるお客さんは趣味を持っている人が多い。

そして話してみると趣味が充実している人は人間的にもおもしろい人が

多いという。

お店のご主人から「ところで、あなたの趣味はなんですか」と聞かれた。

僕は思わず答えに詰まった。

すぐには答えられなかった。

ドライブに出かけること、カフェ巡りをすること、音楽を聴くこと、映画を観ること、

小説を読むこと、ライブを観に行くこと・・・。

趣味を多く持っているようだけれども、よく考えてみればどれも中途半端。

その時の気分でやりたい事をやってるだけ。

ひとつの物事に深く突き進んでいない。

ひょっとしたら僕は多趣味なようで実は無趣味なのかもしれない。

本当に熱中できる事は何だろう。

ちょっと考えてしまった。

ところで、ここをご覧になっているあなたの趣味は何だろうか。

2009年6月22日 (月)

キャンドルナイト

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「申し訳ありませんが、今夜は照明を少し落とします」

午後8時。

店内は普段よりも薄暗い。

会話をするだけなら問題ないけど、普段の明るさに慣れている僕は本を

読むのをやめてしまった。

某カフェでひとり、コーヒーを飲みながらゆったりと過ごす。

外に出てみれば某カフェの入っているショッピングセンターの屋外照明も

ほとんど消されていた。

しかもその夜は雨雲が立ちこめており月も出ていない。

暗い不気味な夜。

生ぬるい湿気を帯びた、僅かに潮の臭いのする空気がべっとりと体に

まとわりつく。

雨も近い。

2009年6月20日 (土)

出来そこないの入道雲

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梅雨入り宣言があってから梅雨らしいまとまった雨が降らず今日も朝から

快晴が続いている。

最近は特に雨が降ったり降らなかったりオタマジャクシが降ったり不安定な

天気だ。

僕はこの晴れ間を利用して先日降った火山灰を落とす為洗車をしにきた。

日差しが強い為 午前中でもボンネットは既に熱く、ホースで水をかけても

すぐに渇いてしまう。

ゾーキンで仕上げ拭きをしていたら紺色のボンネットに白い雲が映っていた。

雲に誘われるように空を見上げてみると真っ青な中に綿菓子がちぎれたような

入道雲の出来そこないの雲が浮かんでいる。

まぶしい。

僕の大好きな夏も近い。

2009年6月18日 (木)

早朝 言い争う当事者達

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僕は布団から起き上がり眠い目をこすりながらカーテンをほんの少しだけ開けて

こっそりと窓の外を覗き込んだ。

外では当事者達が互いに大きな声を張り上げて言い争っている。

周りはしんと静まりかえっているだけに その声はやけに大きく感じられた。

その大きな声で僕は目が覚めたのだった。

この騒ぎだ、近所の人達もきっと目を覚ましているに違いない。

そして僕と同じように静かに様子を伺っているはずだ。

時計を見てみれば早朝、まだ4時じゃないか。

うぅ。

窓の外ではまだ当事者達は にらみ合ったまま動かない。

いつ、取っ組み合いの喧嘩になってもおかしくない状況。

何が原因でそんなにもめているのだろう。

いい加減にやめて静かにして欲しい。

早く眠りたいのだ。

誰か止めてくれないかな。

猫の喧嘩を。