なしごれん　って何ですか？

「美味しいものにはカロリーが沢山潜んでいるのよ」

確かに君はそう呟いた

急勾配の白い氷山をスプーンで削る度に、甘い幸せが増して行く

その一方、その甘さに隠れたカロリーが気になる

近年、Ｔシャツ１枚で出歩いた時のお腹の出具合が気になる

ここはひとつ、甘いものをセーブすべきだろう

しかし「これはいかん、いかん」と思いつつもスプーンは止まらない

今年も誘惑に負ける夏らしい

鹿児島の夏は短い

夏を感じられるのも残り僅か

毎年のことながら、気を抜くといつの間にか夏はいなくなっている

僕にとって今が１年中で１番気候の良い時期だ

夏を確かめに、感じるとる為に海へ行ってみた

欲を言えば、澄み切った青空と真っ白な入道雲が欲しかった

海へ近づく

ヨメはスカートの裾を上げ、草履を脱いで海へばしゃばしゃと入りだした

ヨメも僕と同様に夏好きである

毎日の忙しさに押されている

仕事を持っていては仕方の無い事かもしれん

気を抜くと夏は過ぎ去り、そしていつの間にか年を取っていく

せめて休日のタイミングの合った時、再び来ない今を一緒に感じられたらいい

休日の朝ごはん

今日も天気が良さげ

ヨメとお出掛け前の朝ごはん

マジックの本番を終えた

客席の後ろ側で見ていたヨメは「子供の反応も良くて、良かった」と言ってくれた

しかし僕的には納得の行かない内容

まだまだ練習を積み、まだまだ場数を踏む必要があるだろう

それにしても好きなことがあって、それを教えてくれる師匠がいて、

客の前で披露出来る場所があって、しかもやった事でお金も貰える

これ以上に恵まれた環境は無いだろう

本番当日

早朝からネタの練習をしている

マジックの依頼が来たのは本番前1週間を切っていた

準備の時間が少ない

主催者によると今回は夏休みのイベントで子供とその親御さんが対象

なので、子供さん向けのネタを選んでみた

本番は間違いなく楽しいだろう

子供さんも、僕も

昨日、7月20日は年に一度の僕のバースディ

ツレがケーキを買い、祝ってくれました

ツレの歌うバースディソング付き

うれちい

ありがたや、ありがたや

そして昨日は市役所に出向き、婚姻届けを提出

ツレが僕のヨメになりました

梅雨明けと同時に猛烈な暑さが襲ってきた

汗をふくのにハンカチではもう間に合わない

お気に入りのタオルを持ち歩こう

用件が終わり、車に戻ってみるとタオルが無い

リュックにも無いし、もしかしたら先程の場所で落としたかも

お気に入りのタオルを必死に探していると、上司も車に戻って来た

よくよく見たら、上司の首には僕のタオルが掛っていた

「あのー、それ、僕のタオルです」

「え？ごめん、ごめん、色が似てたから自分のと間違った」

汗かきの上司の首に巻かれていたタオルはそのまま僕の手元に戻って来た

さらさらだったはずのタオルは上司の汗を十分に吸い取り、ぐっしょり

僕は泣きたくなった

鹿児島市某繁華街にある、ふるさとのデパートにて結婚指輪を決めてきた

今まで他のお店も数軒見て、何度も店員の意見を聞いてようやく決定

ツレ好みのデザインの指輪が見つかり、ひと安心

ついでに僕の指輪も決めてきた

少しずつ二人のイベントを進めていますが、でも本番はまだまだこれから

今回はこれから始まる数十年の序章

定期的に歯医者へ行っている

検診も兼ねて、溜まった歯石を取り除いて貰う為だ

以前に営業職をやっていた頃、仕事柄、色んなおっさんと会って来た

時々、見かけたのは前歯にたっぷりと歯石が溜まったままのおっさん

打ち合わせで相手が喋る度に白い塊が見えて「うえっ」と思っていた

「こんなおっさんには、絶対ならないぞー」と歯磨きする

でも幾ら丁寧に歯磨きしても歯石は溜まってしまう

なので歯医者にマメに通う

今日も歯石を取って貰った

取って貰った後は歯と歯の隙間が空いて、すっきり

気持ちがいい

しかし食事後は隙間に食べ物がすぐ詰まり、引っ掛かかったまま

なかなか取れんくなった

交通事故に遭ってから安静の為に暫く事務所にいることになった

普段は現場にばかり出ている

そのせいか、事務所にいると色んな事に出くわす事が分かった

総務の女性が先方様へ電話しているのを偶然に聞いた

「今週の金曜日に伺いますので、よろしくお願いします

　あ、早く行けたら、水曜か木曜の午後に伺います」

そのアバウトな電話

「本当は　一体、いつ伺うのー？」

心の中で僕はツッコミを入れた