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今月末は両親の結婚記念日
しかも今年は節目の年ということでお祝いにお出掛けに誘ってみた
まず一件目
父親の好きな映画鑑賞
レンタルビデオからビデオを借りてきて自宅でよく観てる
今回は映画館の大画面と大音量でアクションものを観てもらった
二件目
昼ごはん
我が家は回転寿司が大好き
レーンに流れてくるネタを楽しみに選ぶ
または好きなネタを注文する
今回は回転寿司の中でも少し奮発してお値段お高めの店
うんまかったです
三件目
花の好きな母親
今が満開の花を見に行った
穏やかな風景に癒されたようです
両親二人とも高齢ですが、まだ元気にしています
体調とか年齢を感じさせることもある
けれども
一緒に出掛けられて、楽しむ事が出来て、健康でありがたいと思った
残業が続いている上に、休日も溜まっていた
休みが溜まる一方だったので本社から「ちゃんと休みを取れ」と注意が来た
守らないと、どうやら社外の某機関から本社へお叱りが来るらしい
なので今回は休みを無理やり取ることになった
慣れない連休を取ると果たして今日が何曜日なのか分からなくなる
休日のうち数日間は疲れの影響で寝ていたが今日は出掛けることにした
山の上にあるカヘに出掛けた
そこのカヘは自家製ベーグルを使ったランチを食わしてくれる
ベーグルも良いのだが、一番の魅力は場所にある
車で山道を登る
場所によってはようやく対向車が離合できるような山道を通り抜ける
開店の時刻に合わせて行った
狙ったのはテラス席でメシを食うことだ
山の上は鳥の鳴き声が、たまに聞こえるだけ
とても静かだ
風も心地よい
そしてテラス席は空いていた
どっしりとした椅子に深く座り、身を預けるとそのまま眠ってしましそうだった
お目当てのランチは厚切りベーコンのハンバーガー
これがうまい
ランチを食べ終わり温かいお茶を飲みながら景色を見ていた
店内からジャズの落ち着いたＢＧＭが低く流れてきた
どうやらダンディなオーナーの好みらしい
お茶を飲みながら、いつまでもここにいたいと思った
また明日から仕事スタート
月初めの締め切りに間に合うよう、再び忙しい日々が待っている
以前に受けたセミナーで
「懸命に泳ぐよりも、流れに身を任せて浮いていた方が到達が早い」
と聞いたことがあった
その時は「なるほど」と思ったが、よく考えてみれば
一生懸命に泳ぐと言うことは流れに逆らって川上へ進み、
身を任せると言うことは川下へ流されるままでは無いのか
すなわち、進む方向が真逆
これって身を任せた方が早いと言う考えは正解なのか
ここ数日、その事を考えていた
しかし、ある考えに辿り着いた
設定を川と捕らわれず、海と考えれば流れは一方向では無いので表現はあってるかもしれん
その時の講師が言った事は
細かく目標を設定し、努力するよりも「こうなればいいな」くらいに思っていれば、
いつのまにか目標へ到達する
潜在意識にインプットすれば達成したも同然
みたいな意味だったと思う
やっぱり当初の考えで正解かもしれん
トヨタが２０５０年にエンジンゼロを目指すと明言したらしい
今後、どんな車が出てくるかの楽しみだ
その前に
その頃の僕は気付かぬうちに高速道路を逆走運転してないだろうか
と心配になった
テラスにはテーブル席が三つしか無い
その中のひとつでお茶した
フロアーのすぐ下には海
景色がいい
日差しは暖かいが、日陰に入ると少し寒い
少し前より体調を崩している
最近は朝夕がすっかり冷え込んできた
連日の残業に加え、このところの冷え込み
喉の痛みと鼻水
どうやら風邪を引いたようだ
ただでさえ気分の重い出勤も明日の朝は、なおさら体が重いだろう
今夜は早めに体を休めよう
海をぼんやり見ていた
どれくらい時間が経過しただろうか
気が付けば、ウエイトレスが持ってきたグラスの氷は溶けて無くなっている
グラスの置かれたテーブルの天板はニス仕上げがしてない
結露でグラスは汗を掻き、木製テーブルの天板に染みていた
思いついたように早く帰ろうと、ガラス製のポットに残っていた紅茶をカップに注ぐ
ポットの底で待ち構えていた紅茶は冷えていた上に、苦味が増していた
今まで使っていた練習用のマットが、駄目になってしまった
某カヘでカードを広げる時は備え付けのマットを使わせてもらってます
寡黙な僕はお酒が入ると、急に喋りだす
普段は発言を控えているが、お酒が入ることで押さえていた感情が上がって来るのかもしれん
でも仕事絡みの飲み会では そのようなことはしない
今回はごく近しい人たちとの飲み会だったことが原因だろう
ツレの実家で晩御飯を食った
食事が出来るまでツレのパパさんと１対１で飲む
パパさんとは もちろん初めて会うわけではない
なので、ばりばりの緊張はしていない
しかし心の何処かで やはり緊張していたのだろう
飲み会の途中までは、はっきりと記憶があった
しかし目が覚めてみたら布団の中にいた
はて、どうやって布団まで辿り着いたのか記憶にない
ツレに前夜の僕の様子を尋ねた
途中で眠りだし、起こされて別の部屋に用意してあった布団にもぐりこんだらしい
しかも飲み会の後半になると、酔ってハイテンションで喋っていたらしい
お笑い芸人のマネとかもやったらしい
あぁ、恥ずかしい、恥ずかしい
それらは全く記憶になかった
それどころか、何を飲んだのか何を食ったのかさえも覚えていなかった
後半の数時間は顕在意識は無くなり、潜在意識が肉体の動きを自動運転していた
恐るべし
でもツレの話に依れば
「変なことは言って無いし、楽しい飲み会になっていた」と言っていた
それを聞いて ひと安心
飾らずに素の僕が出て、案外良かったのかもしれん
男よりも女の方が、はるかに度胸が座っている
男（僕）なんか、びびるだけでダメね
休日に
午前中寝て、昼飯食って、昼寝して
夕方起きて
「こんなに寝たら、さすがに夜は眠れんだろうなぁ」
と思っていたら
夜も がっつり寝ていた
カードマジックに使うトランプは赤色と黒色のカードに分かれている
この色の意味には諸説あり、光と影や昼と夜、太陽と月、と言われている
または女と男と表現する人もいる
先日は某男性アーティストのライブを観に行った
本番の構成はよく作りこまれていて、とても素晴らしいものだった
某アーティストは全国ツアー中
当日は鹿児島市での開催
本番の前日に開催地「鹿児島あるあるネタ」を自分の足で拾いに行っていた
しかも本番前夜は宿泊先のホテルにて ご当地ソングを自作
某アーティストは歌やダンスを練習するだけで無く、各開催地ごとに盛り上げる為の努力をしていた
華やかな本番に、地道な努力
これも光と影と言えるかもしれん
お陰さまで とても楽しい夜となった
ライブ終了後、ツレと晩ごはんに行った
「餃子が食いたい」と言うリクエストに答えて餃子を食いに行った
ライブ本番の感想をシェアし、余韻を楽しみながら飲むビールは最高にうまかった
ジャンルは違うがマジックをやってる僕も客を目の前にして芸を見せる
一流の人でも努力している
いや、一流の人だからこそ、人一倍努力しているのかもしれない
僕は努力がまだまだ足らんなぁと感じた夜だった
マジックでカードを使う度に 今回感じた赤色と黒色を思い出すことだろう
