映画「ヒアアフター」
この映画は冒頭、大きな津波のシーンから始まった。
僕は「また津波のシーンか」と、うんざりした。
と言うのも 僕は先日から東北地方の大地震で、テレビで
何度も何度も津波のシーンを繰り返し見せられて、気分が悪く
なっていたのだった。
車や家が津波に簡単に飲み込まれていた。
一般の人が撮影したハンディカメラには、津波の生々しい映像ばかり
では無く、被災者の嘆き、悲しみ、叫ぶ声も同時に録音されていた。
それを見て、僕は もう津波のシーンはコリゴリと思っていた。
今では 僕は地震のニュースは出来るだけ見ないようにしている。
前置きが長くなったが、本映画は霊能者の苦悩を描いたものである。
映画では死者との交信、僕はヒーリングと言う、映画とは少し違うが、
似たような「見えないものを扱う」立場として、興味深く映画を観た。
しかし、(詳しくは内容は書かないが)良い形で終わって良かった。
やはり映画はハッピーエンドが一番。(僕の個人的な好み)
観て良かった。
話は変わるが、先日僕は ちょっと不思議な体験をした。
日曜日の昼間。
僕以外に 誰もいない自宅のソファで横になり、昼寝をしていた。
ウトウトとした頃、急に女性の声で「こらっ!」と言う
僕へ注意する声が突然、聞こえた。
それはすぐ間近の左の耳元で、ささやかれた声だった。
周囲を見れば、もちろん誰もいない。
「空耳だろう」と思われるかもしれないが、確かに聞こえたのだ。
その声は怒りの声では無く、どちらかと言えば優しい声だった。
初めての体験だった。
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