父の夢を見た
父の夢を見た。
昔の夢だった。
昭和何年頃かわからないが、周りと見渡すと
地面は今のようにアスファルトではなく、ジダの風景だった。
父も若い。
顔に深いシワも無ければ、体の動きも軽い様子だ。
・
夢の中で私は 父と同年齢の友人役だった。
父は働いていた頃 遠洋の船乗りだった。
その為、自宅には年に数回しか帰って来ない。
今は休暇中なので遊びに行こう と誘われた。
しかし、父は車も普通免許も持っていない。
それで 父から
「おいは、免許を持っちょらんで、わいの車に乗せんか。」
訳） 私は車の免許を持っていないので 君の車に乗せてくれ。
と言われた。
・
私は夢の中で「これは夢だ。」ということをわかっていた。
（おう！ 今ならドコでも連れてくし、ドコまでも付き合うよ。
親父の好きな場所は知ってるしね。 早く乗れよ。）
そう思った。
・
その夢は 親父の手術を終えた夜に見た。
手術は無事に終わった。
現在、ＩＣＵで眠っている。
親父も私と同じ夢を見ただろうか。
そして もし、そうだとしたら
夢の中の私は親父を楽しませる事が出来ただろうか。
無事終了したのですね、後は回復を待つのみですね。
きっと、同じ夢の中でドライブしていたはずです。
きっと
投稿： べにこ | 2007年4月20日 (金) 17:40
そんな風に、そんな夢を見るくらい、
なしごれんさんの心の中には父さんが
たくさんたくさん住んでいるですね。
お父さんは幸せですよ。
お父さんの人生のバイオグラフィでいくと、
今は決してHAPPYな状況ではないのだろうけど、
それでもなしごれんさんのお父さんは
幸せなお父さんだと思います。
投稿： totto* | 2007年4月20日 (金) 22:57
おかげさまで手術は無事に成功しました。
病院側からの説明で 幾つか心配事項があったんですが、手術時に その症状も
出なくてホッとしております。
先ほど 見舞いに行ってきました。
べにこさん、ありがとうございます。
べにこさん！ ちょっとお聞きください！
実はですね、先ほど 父と会った時に
「手術の日はさー、夢を見たよ。」って話をしたんですよ。（今回のエントリーの内容）
そしたらですね 父は
「おいも こん前はおまえの夢を見たが」
訳） 私も この前は おまえの夢を見たよ と言ったんですよ。
ビックリしました。
父も私の夢を見ていたようです。
詳しく夢の内容を聞いたら
「わいが こまんか頃、ゲイラち凧をもっちょったどが、一緒き あぐっ、夢じゃったど」
訳） おまえが小さい頃、ゲイラカイトって言う凧を持っていただろ。
一緒に凧あげをする夢だったよ。
へぇー、おもしろい事もあるもんだ と思いました。
妹にこの話をしたら
「アンタら やっぱり親子だねぇ～。」と笑われました。（笑）
退院したら私の車に父を積んで またドライブに連れて行こうと思ってます。
totto*さん、ありがとうございます。
普段は父のことなど全く気にしてませんが、病状・入院を聞いてから
いつのまにか気に掛かっていたようです。
totto*さんがおっしゃる通り そうですよね。
人生のバイオグラフィで 今は下の所にいるだけの事であって
今から上昇して行くんですよね。
そう考えたら 更に気持ちが楽になりました。
今日 父を見たら一般の病室（個室）に移って元気な様子でした。
おまけに 既に歩いてました！
「えっ！ もう歩けるの？」と本人に聞きましたら
「手術後は 早く歩きを開始しないと 腸がくっついて再手術をしないといけない」と
担当医から言われて 痛いながらも少しずつ歩いているようです。
元気な様子を見て 安心しております。
投稿： なしごれん | 2007年4月21日 (土) 17:14