恐怖の体験をした
某ビルの地下室
そこの用件が終わり、1階への階段を上がってきた
階段は常に鍵がかかっていて、一般の人は入れない
階段の電灯を消し、1階フロアーへの扉を開けようとした瞬間
(コツ、コツ、コツ・・・)
僕が上がってきた後ろから真っ暗な階段を上がってくる音がしてきた
「え?」
地下に入ったのは僕一人なので僕以外は誰もいないはず
(コツ、コツ、コツ・・・)
しかし足音は間違いなく聞こえる
「え? うそー? これって、まさか」
気のせいでは無い
「うわー、やばい、やばい!」
慌てて階段の電灯を点けた
地下の方向を見る
「誰が(何が)階段を上がってくるの?」
足音は迫ってくる
確実に何かが迫りくる恐怖
僕は怯えていた
しばらくすると足音は僕の頭上を通り過ぎて行った
どうやら足音は地下からではなく、1階から2階への階段を上がっている人との足音だったらしい
建物の構造上、音が響いて聞こえた結果だった
安心したが、まじに怖かった
コメント