いきなり、会ってビックリ!
某財団法人の活動報告会へ参加してきた。
良い意見や新しいつながりが出来て僕にとって、とても有益な会だった。
その会の開催中、いきなり 僕に声を掛けてくる女性がいた。
女: ○○さん!、こんにちは。
僕: うわっ!、何でココにいるの?、関係者しか会場に入れないハズだよ。
女: えへへ~。
そう言うと その女性は微笑んだ。
その女性とは 何を隠そう、今月初めにお父さんを亡くした
僕の後輩だった。
(平成24年1月16日、ここのブログで記載のネタ 「友人の親の死」)
僕は その活動報告会終了後、その後輩へ話しかけた。
僕: あのさー、もう大丈夫なの?(お父さんを亡くして落ち込んだ気持ち)
女: もう全然 平気ですよ~。
僕は「オカシイ。 そんなに簡単に立ち直るハズが無い」と思った。
「また、コイツ強がりを 言ってるな~」と 疑った。
女: 景色の良いカフェを知ってるので、そこへ行きましょう。
僕: あぁ、いいよ。 行こうか。
お父さんが亡くなった後に初めて会ったので、
僕は今回の経緯を聞き出そうと思い、賛成した。
後輩が案内してくれたカフェは高台にあり、まだ割と新しい雰囲気。
桜島も良く見え、気持ちがいい。
後輩はケーキセットの注文を終えると 外に出て深呼吸し、
気持ち良さそうに 思い切り「伸び」をした。
後輩は僕と一緒で、カフェ好きで
しかも最優先に求めるのは 周囲の環境や店の雰囲気である。
女: ここは景色が良くて 気持ちいいんですよー。
僕: よく こんな店、知ってたねー。 イイ場所じゃ~ん。
後輩は得意げに微笑む。
ショウガ紅茶とケーキがテーブルに届くと すかさず、後輩は言った。
女: 女子会ではですねー、まずはケーキを少しずつ分け合うんですよー。
そう言って、僕のケーキ皿を取り、ベイクド・チーズケーキを
少し取った。
その代わりに 自分のババロアを フォークで分けて僕にくれた。
僕: あ、そうなの?
次にはドリンクも 少しずつ分け合った。
長い付き合いなので、
後輩が嘘や強がりを言ってる時、僕は割と気付きやすい。
僕は「強がりでは無いか?」と思い、再度 先ほどと同じ質問をした。
すると返って来た答えは
女: 少し前までは 家でグッタリしてましたけど 今は平気です。
そう言って笑った。
僕: (あれ? コイツ、嘘ついて無い。 以前のコイツに 立ち直ってる)
僕は不思議に思い、質問を続けた。
一般的にはタブーであろう、亡くなったお父さんの事や
その後の状況等も 遠慮なく尋ねた。
すると、家庭内の話が出てくる、出てくる。
後輩の話を時間を掛け、じっくりと聞いた。
それは数時間に渡った。
なぜ、こんなにすぐに立ち直ったのか、理由も理解できた。
僕: そんな事があったんだねー。 なるほど、それはツラかったね。
その理由は ここでお話し出来ませんが、後輩にとって
とてもツライ過去を乗り越えた事に変わりはありません。
次に 後輩は僕の目を真っすぐ見て、自分の これからの
将来について話を始めた。
それは ハッキリとした目標を持っていた。
将来に希望を持っていた。
「自分」をしっかり、持っていた。
僕は、「あ、コイツ完全に復活してる。 もぅ、大丈夫だ」そう確信した。
後輩は来月から 全く新しい分野へ踏み出す。
ちなみに(互いに別々の分野であるものの)それは僕も全く同じである。
後輩は新しい分野へ進む為、これから沢山の新しい人と
出会うだろう。
そこで良い人達に恵まれ、今まで辛い経験をした分、
これからは幸せな充実した人生を送ってもらいたい。
そう僕は願っている。
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