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2016年3月22日 (火)

いつの時も親は親、子は子

休日に父の入院先へ見舞いに行く

以前は何本もの管が体中に繋がっており、その先には監視のモニターが表示されていた

体調に少しでも異常が出ると、けたたましい警告音が鳴り響き、隣のナースステーションから看護師が飛んで来る状態だった

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今日の父は管など1本も繋がっておらず、病室もナースステーションからほど遠い大部屋に移されていた

トイレも自分で歩いて行ける

その条件だけでも回復してきていると言えるだろう

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人口呼吸器の管も取れてはいるが、喉を貫通していた跡があり痛々しい

体はすっかり痩せ、頬も こけている

目はくぼみ、ぎょろりとしておりそのせいか、眼光も鋭く感じられた

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病気で気持ちは落ち込んでいるのかと思いきや、意識は はっきりとし僕など家族のことを心配している

何もお願いしていないのに、経験からくる人生のアドバイスを勝手に語りだす

そんな事より、まずは自分の体を心配せえよ

そう思いながら黙って父の話を聞いていた

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