右ハンドルの席から眺める
川沿い
桜並木
花曇り
今年の桜は枝で鉄塔を貫いて 電線には花が絡まっていた
スモールライトで体を小さくし、タケコプターで飛んでみると
等身大の桜の花が次々に迫ってくる
それを避けながら空中遊泳
一度やってみたい
太陽を見ること無く、地面へ到着してしまった花びら
彼らは出番が終えたように見えて実は地面を彩る大切な役目がある
圧倒的に少数派だったにも関わらず
桜の花よりも菜の花の方が今日はずっと華やかだった
雨が降って来た
車の中へ避難してみると、花びらの色は水彩で
にじんだように 雨と共にフロントガラスを流れていった
コメント