木は寄り添う
建物の裏に行ってみれば、1本だけ大きな木が伸びていた
この建物には今まで何度も来ていたはずなのに
その存在の大きさは知らなかった
その木の影は冬の芝生を広く覆っていた
この辺りは冬場になると極端に冷え込む
寒くて誰も来なくなっていた ひとりぼっちのベンチへ
その影は話しかけていた
二人で寄り添うように会話していた
室内で 普段と変わらぬ風景
温かいお茶
和やかな会話
大切な ひと時
僕は自然が好きで、緑が好きで、この場所へ来る
ここでは非日常が待っている
ひとりで気楽にお茶するのもいい
その一方、大切な人と ゆっくり向き合うにも絶好の場所
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