チチ、フザイ
今朝、目覚めて起き上がってみれば
ブラインドの隙間より、こぼれてきた朝陽が目に入った。
「うぅ、まぶしぃー」
今日は朝イチで両親を車に乗せ、某病院へ行く日だった。
父が癌治療の為に入院する日だった。
父は ここ数日、またナーバスになっていた。
「再び大きな手術を受けねばならない」と言う、プレッシャー。
そして 他の持病を複数持ってる為に
「非常にハイリスクな手術」と担当医師から言われている現実。
それに対し、父は弱音を吐く毎日。
僕と母は、そんな父の話に耳を傾ける。
父の不安の感情を受け入れる。
しかし
「大丈夫、大丈夫。 心配いらない」と 励ましの言葉は言わない。
そんな根拠も無い、無責任な言葉は手術を受ける者にとって
何ら励ましにならない事を僕は知っている。
なぜならば、
僕自身も(他の病気だが)手術を受けた経験があるから。
父が入院して初日の今日。
本人不在の自宅は静まりかえっている。
それは落ち着かない静けさ。
手術が無事に成功し、1日も早い元気な姿の退院を待っている。
ちなみに父が退院後に使用する予定の入浴用イス。
(実は介護用商品のイス)
少しでも体へ負担が掛からぬよう、某大手ネット通販で購入してみた。
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