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2012年1月26日 (木)

パン屋へ行く

某病院へ検査入院していた父が退院した。

僕は母と一緒に病院へ迎えに行った。

その帰り道でのこと。

丁度、お昼の時間帯だったので 僕は父へ尋ねた。

僕: 昼メシは、何がイイのけ?

父: パンが、よか~。

僕: パン!?、 パンで イイの?

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僕の運転する車は 街中にある某病院から遠ざかり、

国道3号線を北上中だった。

僕: (このあたりにパン屋さんが、あったっけ?)

僕は運転しながら考えた。

H240126b2

ひとつだけ、良い場所を思い付いた。

昨年、某講座で一緒だった仲間に 紹介してもらい、

皆で来店したパン屋があったことを思い出した。

僕は慌てて、3号線をUターンした。

H240126b3

父の話に依れば、入院中は検査準備の為に

食事制限(ほとんど断食)で、

「病院側から ろくな食事が出なかった」

と言う。

そして、久しぶりに出た食事がパンで、

腹を空かせて食べたせいか、

そのパンは、とても ウマかったらしい。

H240126b4

しかも

よく考えてみれば、父はパンが大好きである。

ストアーやスーパーの店舗内の一角に

時々、パン屋さんをみかける。

父は それをみつけると、トングとトレイを持ち

自分好みのパンを探して 楽しそうに見て回る。

右手で、トングをカチカチ鳴らしながら 見て回る。

H240126b5

今回は父にとって初めて行ったパン屋だった。

父: 色んな珍しい種類のパンがあって おもしろい。

と 喜び、大量に購入していた。

僕: (おいおい、食事制限が まだあるんじゃないの~?)

H240126b6

でも

好きな食べ物を 目の前に、本人が久しぶりに

ワクワクしている様子を見ていると、

僕は

「病院で ずっと我慢してたことだし、

 今日のところは まぁ、いいか」と言う、気分である。

本人が喜んでくれて、僕も嬉しい。

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