雨のマーケット
100%の確率で当たる天気予報なんていらない。
出かける日が晴れの予報なら大歓迎だけど、雨の予報なら
「お願いだから予報はハズれてほしい」と思う。
それが以前からずっと楽しみにしていた日なら尚更。
今回のイベントに出かけた日もまさにそんな気分だった。
僕は雨の日が苦手だし、寒いのも苦手。
この日は朝からぱらぱらと こわれたシャワーみたいな小雨が降ったり
やんだりして 気分が浮かなかった。
イベントが開催されている敷地の門を通り抜けてみると
ミルクチョコレート色をした優しい色の落ち葉がたくさん目に付く。
それでいて踏みしめてみるとしっとり感のないぱりぱりとした風合い。
まだここには秋の色が残っていた。
向こうには会場となるマーケットの並木道が見える。
並木道の木々達はまるで夏場の入道雲のように空へ向かって大きく
そびえ立っている。
会場を外側から見てみても入り口の花屋さんや手前にいる傘を差している
人達が数人見える程度で 中は薄暗くよく見えない。
少しでも早く中の様子を見てみたいと足早になった。
会場内に飛び込んでみると並木道の木々の間に地元の様々なお店が
出店されていて まるでひとつの街のよう。
僕の大好きな花屋、僕の大好きな雑貨屋、僕の大好きなカフェ・・・。
至る所で“僕の大好きな”という形容の付くお店ばかり。
どのお店から覗いて良いのか、ワクワクした気分になる。
仮にお目当ての買い物が無くても各お店をぷらぷらと見て回るだけで楽しい。
商品自体の魅力もあるけれど、見せる工夫もおもしろい。
途中、並木道から出て 芝生の上のカフェで休憩。
雨のせいか気温も上がらない。
コーヒーの入った紙コップを両手で包み込む。
その温かさがありがたかった。
再び並木道に戻り各お店を見ながら気が付いたけど、木にはたくさんの
コケが付いていた。
地味なこげ茶色の木皮の上に 雨で濡れて鮮やかな緑色のカーペットが
張り付いている。
これが晴れた日に来たのなら気付かなかったかもしれない。
ふと、木の足元に目をやると根っこは地面を這うようにむき出しなっている。
その根はたくさんの客の足に踏みつけられて痛々しい。
雨によって根の皮もふやけ、傷みやすくなっていたのかも。
朝に比べると雨は小降りになったものの、周りでは色んな色をしたたくさんの
傘の山がまだまだ揺れている。
「来年は是非晴れて欲しい」そう思ったイベントだった。
今年も開催だったんですね~
しらなかった・・・
お天気じゃないと大変だったかも。
あ~残念。
投稿: べにこ | 2008年11月27日 (木) 09:56
べにこさん、こんばんは。
各お店の雰囲気と並木道の風景が見事にマッチングして他のマーケットよりも
随分魅力的なイベントに感じてます。
マーケット内を歩き回るだけでも充分楽しめるイベントですよね。
それだけに今年の雨はちょっと残念だったです。
雨のせいでしょうか、前回よりもお客さんの数が少なく感じました。
また来年の開催を期待してまーす。 v( ̄∇ ̄)
投稿: なしごれん | 2008年11月28日 (金) 20:19