カウントダウン
父の肺癌が再発した
過去に肺癌手術をした担当医から現状の説明を聞いたが表情は険しい
父は高齢なので手術はもちろん、抗癌剤さえ使用できない
薬の副作用に耐えられないらしい
出来ることは緩和ケアをして余生を過ごすのみ
このまま何も治療しないので静かに、そして確実に肺は癌細胞に犯されて行く
将来的には息が苦しくなるでしょうと言われた
余命は残り何ヵ月なのか何年なのか分からない
尋ねる勇気も無かった
父の死は近いところまで来ている
寿命のカウントダウン
その一方、嫁は安定期を向かえた
赤ちゃんが産まれてくる日も迫っている
赤ちゃんが産まれるのが先か、父が倒れるのが先か
父は産まれてくる孫に会いたがっている
その気持ちをバネに1日でも長く生きて欲しい
そして、やがてやって来るその日まで、楽しんで1日を過ごして欲しい
ところで写真は鹿児島で超有名な某蕎麦屋
父はここの蕎麦が大好きなので診察の帰りに食事
喜んでいた
死んでしまったら好物も食えんよ
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