重なるグラスの音
暖かい日曜日
緑に囲まれた某喫茶店へお茶に行って来た
ここの喫茶店は正午にオープンする
オープンしたばかりの早い時間帯に来たので、まだ他に客はいない
静かだ
いいタイミング
天気がいいので、テラス席に座らない手は無いだろう
前回も注文した特製オレンジジュースを再び注文
ここのオレンジジュースは2層になっていてストローでかき混ぜながら飲む
赤色のストローでかき混ぜると、氷とグラスがぶつかり、カランカランと音がする
聞こえてくるのは氷とグラスの奏でる音の直接音だけでは無い
耳を澄ますと、その音がずれて聞こえて来た
建物の壁面や目の前の急斜面に跳ね返り、一次反射音、二次反射音になり僕に届く
今日のテラス席は暖かい日差しに包まれ、風も吹いていない
心地よかった
静かにストローを回し、カランカランと音を楽しむ
暫くすると駐車場へ車の入って来る音が聞こえてきた
それも数台続けて
どやどやと幾つかのグループがやって来たようだ
賑やかになる前に喫茶店を出ることにした
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