雪達はカフェを白く包み、暖炉は赤く染める
その日も 底冷えする寒い日だった。
僕は或る提出用紙を書き上げる為に某カフェへ向かった。
一人になって、静かな場所で集中したかったのだ。
僕は ここの某カフェが お気に入りである。
なぜならば、他のカフェには無い、この静けさ。
僕にとっては大切な静けさ。
落ち着ける空間。
時間。
店内は暖炉に依って暖かい。
薪は赤い炎を作り出す。
静かながらも 店内で唯一、
ゆらゆらと炎は自分をアピールしている。
書類を書き進めるうちに いつの間にか、外は雪。
外へ出てみれば 雪は積もり始めていた。
僕は道路が雪で滑らないうちに 車のエンジンをスタートさせた。
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