初々しぃ~
某講座。
いつもの帰りのJR電車の中。

僕は座席に座りながら ぼんやりと
外を眺めている。
或る駅へ停車した時のこと。
学校帰りと思われる制服を着た女子高生が
乗車してきた。
その子は座席が空いているにも関わらず、
席へ座ろうとしない。
それどころか、ドアのところへ立ったまま、
外を じっと見ている。

そして発車時刻になり、扉が閉まると
その子は外に向かって 手を振り始めた。
僕は座りながら、その子の目線の先を見てみれば、
駅の外のフェンス越しに 彼氏と思われる
同年代の学ランを着た男の子が 手を振っている。
「あ~、なるほどね。
この二人は お付き合いをしていて、
彼氏は彼女を駅まで 見送りに来たんだねぇ」
僕は察した。

なんて、初々しいんでしょ。
その女の子を見てみれば、全く派手さは無く、
むしろ地味なタイプの 女の子だった。
「なかなか、やるじゃ~ん!」

何だか、ほんわかした 気持ちになった。
仲良くね~。

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