乗り間違えました
某講座の帰り。
いつものように鹿児島中央駅から在来線に乗って、
帰路へ着く。はずだった。
と言うのも 僕は帰りの電車を乗り間違えてしまった。
動き出した電車は 自宅と逆方向へ走りだした。
僕は焦った。
電車が動き出してから 間違って乗車した事に気が付いた。
参ったね。
実を言えば、僕には そそっかしいところがあって
よくヘマを起こす。
今回も例外では無い。
乗り変えようと 慌てて降りた駅は静かな場所。
誰も いないプラットホーム。
時刻表を見てみれば、到着する電車の本数も少ない。
通り過ぎるのは電車では無く、風の音。
夏の夜特有の なま温かい風が僕の頬を撫でてゆく。
ケータイのバッテリーも切れ、ただ帰りの電車を待つのみ。
なかなか帰れない、身動き取れない僕。
そんな僕を唯一、受け入れてくれるのはホームの古びたベンチ。
圧倒的に長く存在する時間。

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